不妊でお悩みの方の特徴は、骨盤が歪み、骨盤の動きが悪いことです。
骨盤を支える筋肉群が固くなっているために、骨盤の動きも悪く、骨盤内臓器の働きも低下します。
生理痛や腰痛、便秘などの症状を抱えている人が多いです。
骨盤が歪んでいると、その上に載っている脊柱(背骨)が歪みます。
脊柱が歪むと自律神経の働きも低下します。脳と神経の信号の伝達システムがうまく働きにくくなるのです。ですから、骨盤が歪んでいると、肩こり、腰痛、背中のコリ、首コリ、頭痛、むくみなどの症状も出やすいのです。
さらに女性の体調を乱すのは何でしょう?
「精神的ストレスによる内臓の血流低下」、「不良姿勢による呼吸の浅さ」、「骨盤の歪みによる女性臓器の血流障害」などなど…挙げればきりがありません!
女性はホルモンによる影響で、精神的にも肉体的にも体調を左右されます。
女性臓器にしっかりと血液が届いていればホルモンのバランスは良くなります!
女性の体調を良くする上で、最も重要なのが『女性臓器にしっかりと血液を送り、ホルモンのバランスを整えること』です!
子宮や卵巣に分布している神経の状態をを良くすることが子宮や卵巣の血流の良い状態をつくります。
特に仙骨の前面から出ている「骨盤内臓神経」この骨盤内臓神経の働きを良くすることは、ホルモンの働きを正常化するのにとても大切です。
骨盤の歪みを取りのぞき、柔軟でしなやかな筋肉をとり戻します。
全身と骨盤内の血流が改善し、母体の健康状態が改善すると妊娠の確率もアップすることでしょう。
冷え対策
不妊でお悩みの方のもう一つの特徴は、「冷え性」であるということです
冷えると血管は収縮し、血流が悪くなります。
血行が悪くなると栄養分や、酸素を体の隅々まで届けられなくなり、子宮や卵巣にも十分な血液が届かなくなり
ます。そうなると、卵子を育てる力が低下し、子宮内膜の質は悪く、受精卵を育てられる状態になりません。
着床しにくくなったり、流産しやすくなる可能性もあります。
体全体の冷えは様々な機能低下を引き起こします。
こんな方は冷えで妊娠力が低下気味です。チェックしてみましょう。
●基礎体温の低温期が36℃を下回る。
●太ももの内側が冷える
●基礎体温の高温期が短い。
●生理のときにあたためると楽になる。
●経血が黒っぽく固まりがある。
●腰からおしりにかけてスースー寒い。
当てはまりましたか?
冷え性の自覚がなくても、骨盤の中が冷えていることがあります。
冷え性により、免疫力低下などの問題も起こりやすくなります。
内臓も冷えれば内臓の働きも悪くなります。生殖器官の生殖機能も衰えます。
つまり体が冷え性であるということは、妊娠しにくい体質であるということなのです。
冷え性の改善のためには、「体を冷やす習慣」をやめることと、「体を温める習慣」を増やしていくことが大切です。
冷えによる不妊を防ぐには?
体が冷える洋服や飲食物はなるべく避けて、規則正しいリラックスした生活をしましょう。
たとえば、ローライズのパンツやミニのスカート腰回りが冷えてしまう服やアイスクリーム、
ビールなどの冷たいものはなるべく避ける。
とくに、子宮内膜から着床の準備をする生理前から生理中にかけては注意しましょう。
喫煙も血管を収縮させる作用がありますのでやめましょう。
体を冷やすカフェインが含まれているコーヒーもできるだけ控えめに。
睡眠不足や、運動不足、ストレスの多い生活も卵巣の機能を低下させてしまうのでリラックスした生活を心がけましょう。
どんなものを食べたらよいでしょう?
体を温める食材を積極的に取るようにしましょう。
ラム・鶏肉・レバー・ほうれん草・にんじん・プルーン・干しぶどう・黒砂糖・黒豆・ねぎ・しょうが・かぼちゃ・にんにく・にらなど。スープや炒め物など温かいものから食べると効率よく体を温めることができます。
カイロで温める
貼る場所は尾てい骨の少し上あたりに横にと、おなかのおへそと恥骨の間に縦に貼るとよい。
このあたりは女性の生殖機能と深く関わるツボが多く集まっています。
適度な運動
適度な運動も大切です。風邪をひいたり怪我をして数日間安静にしているだけで筋力が低下します。筋肉は使わないと衰えます。運動しないと筋肉が衰えます。体熱の多くは筋肉で作り出されます。
筋肉の量を増やし、運動量を増やすことで、血流も良くなり冷え性も改善します。
骨盤内の筋肉を使って血流アップ
下大動脈からちょうど分岐して子宮や卵巣に血液を送る血管があつまる場所の近くに
腸腰筋という筋肉があります。腸腰筋を意識的に動かして骨盤内を温めましょう。
腹筋を使っておおまたで歩く。
歯ブラシや家事の合間にスクワットをする。
足を片方づつ、前・後ろ・横とブラブラさせる。
ストレス解消
女性ホルモン脳の視床下部と下垂体という場所から出された指令が卵巣・子宮に伝わり、互いに連動しながら分泌のコントロールをしています。
ところが、なんらかのストレスがかかるとこの連動が乱れ、それぞれがバラバラに動き出してしまいます。
生理の周期が乱れたり、卵巣と子宮の動きもバラバラになってしまうので、卵子が理想的な状態に育っても子宮の環境がよくなかったり生理中なのに排卵してしまうこともあります。
具体的に子宮はホルモンの乱れにより子宮内膜が十分に厚くならなかったり、厚さは十分でも質が悪く床できず、理想的に育つ環境が整わなかったりします。また、生理痛がひどくなったりトラブルが起きやすくなります。卵巣は排卵しなかったり、卵子の質が悪く、妊娠まで至らなかったりすることがあります。
こんな方はストレスで妊娠力が低下しているかもしれません。
チェックしてみましょう。
●経血量が一定でない。
●生理周期が不安定
●低温期も高温期も体温の上下が激しい
●生理前から生理中にかけてイライラする。
●妊娠のことで頭がいっぱい。
当てはまりましたか?
ストレスとは何か?と考えるときに、悩み考えることがストレス?
でも考えるなというほうが無理な話ですよね。
色々思い悩んでもいいと思います。ただ考えても一人では絶対悩まないこと。
ストレスがたまっていると体は冷えやすくなります。交感神経優位になりますから抹消の血管は収縮し、血流は悪くなります。ストレスは妊娠にとっても大敵なのです。ストレス解消の方法は様々です。あなたにとって心地よく感じられることを意識的に行なったりしていくことが大切です。
このページに挙げたのは不妊解決のためのほんの一部の情報です。
基本的には冷え性を解消し体温を上げて、骨盤の周辺を柔軟にし、全身の自律神経機能を高めます。
「呼吸、食べ物、運動、心、環境、」と総合的に妊娠しやすい体づくり、環境づくりに日々取り組んでいくことが大切です。
心と体がリラックスしてよりよい状態になると赤ちゃんが授かる可能性が高まると考えています。
そのお手伝いをさせていただきます。